清々と [小説]カーリー
年末だぜ、と何か書こうかなと。
今年も最後、と思いながら本屋に行って購入してきた。
- 作者: 谷川史子
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2009/12/28
- メディア: コミック
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谷川さんの作品はなんというか、独特の空気があるよね。
初夏の朝焼けの陽ざしの眩しい中の空気とか、冬の寒い綺麗な空の下の冷たい空気とかそういう、お話のなかまんまの空気。
女学院ものです。
挨拶はご機嫌よう、これだけでちょっとときめく。
すーごく入りたかったお嬢様(?)学校に入学した庶民(?)の女の子のお話。
なんかもうまともに要点説明することを放棄してるよね私。
女の子の高校生活、女の子の青春って感じです。とてもかわいい。
ふとした瞬間にひとり置いて行かれる焦りとか、恋愛とか。じれったくて微笑ましいかわいい。
四話に入っている番外編のような、お見合いのお話もすき。
しっかりしていて芯が強い清香さんはかわいいというかチャーミングで、あれこれなんだっけ、と思ったら「それからはスープのことばかり考えて暮らした」のあおいさんのイメージ。時代のせいかな。しっかりしているのにどこかお茶目でいとおしい。あおいさんすきな人は清香さんも好きじゃないかなとかってに思ってしまいます。すきです。
谷川さんのお話に出てくる女の子、女の人は肌がつるふかだな。すべらか。いいな。
ところで今手元にないんですが。
女学院と言えば。「マリア様が見てる」もそうですが。
私のなかでは「カーリー」です。
カーリー ~黄金の尖塔の国とあひると小公女~ (ファミ通文庫)
- 作者: 高殿円,椋本夏夜
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/03/30
- メディア: 文庫
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英国領インドの女学校で生活することになった泣き虫な少女シャーロットが、寮で同室となった美しい少女カーリーと不思議な絆を深めていく話。なんだけどもっとこう、色々(うまく書けない……)……お互いの出生の秘密や家庭のこと、時代背景が入り混じり徐々にシリアスではらはらする展開になっていきます。
でもほら、女学校で、寮生活、ですよ。深夜のお茶会があったり、意地悪な同級生お嬢様がいたり、ときめきどころが満載ですよ。
書きながら「西の善き魔女」の二巻を思い出した。秘密の花園。あれも今手元にないなー。
女の子たちが深夜こっそりと秘密のお話をしている、というのはどきどきしますね。
もっと女学校もの読みたいなあ。