此処彼処

気付いたらずいぶん間が空きましたがこんなもんです。

此処彼処 (新潮文庫)

此処彼処 (新潮文庫)

川上弘美さんのエッセイです。
川上さんらしい文章で綴られていて、川上さんの小説を読むような気持で読んでしまいます。
なんだか不思議なところを歩いているようなかんじ。
川上さんの目線で旅行や物事が語られていて、自分もそこに旅行したことがあるような、それを目撃したことがあるような、不思議な感覚がします。そうしてそこに行きたくなる。
残念ながらもう行けない場所もあるようですが。

そうして相変わらず川上さんの本というのは、こう、居酒屋へ行きたくなります。
でもご本人はそんなに居酒屋に行ったりはしないんだとか?
うーん。そうなのかー。


でも、実際私がこのエッセイで印象に残ったのは「やさぐれる」の話。
やさぐれる、というのは家出するという意味だそうで。知りませんでした。
で、この後はエッセイ読んでほしいのですが。



うっかりこの言葉を使うとぱんつはいてないんだ……! 認定されるからもう使えない。