八月の路上に捨てる

八月の路上に捨てる (文春文庫)

八月の路上に捨てる (文春文庫)

まずは表題作だけ読んだ。
うう、この、男女の鬱々としてくるやりとりが苦手です。なんかでも読んじゃうのですがー。
人間のあんまり見たくない面、リアルな面? ちょっと違うかな。をするすると見ている感じ。私は物語を感情移入して読むことが多いのですが、どちらにも誰にも感情移入はできない。思考の仕方の違いなのか、それとも私がまだそこまで到達していないだけなのか。

好きになって一緒になってどうしようもなくなって別れる。という男女の(いや男女とかに限らないかも)物語では、別れるときお互い気持が優しくなる、というのがあるけれども、それはなんとなく分かるんだけど、遣る瀬無いなあと思う。
うーん。書きたいことがある感じなのですがうまく言えないよ。
何にしたって、なくさないと気付かないものってあるんですよね。んでそれがすごーく大事なものだったりするんですよね。
年月が経つほどそういうものは増えるような気がする。